一時的な情報と普遍的な情報
コンテンツの内容は大きく2つに分けることが出来ます。それは一時的な情報と普遍的な情報です。
一時的な情報とは、たとえば代表的なものがニュースです。それが発表された時点では最新のもので多くの人目を引きますが、しばらくして次のニュースが出ると後ろに回されやがて目に付かなくなります。
それに対して普遍的な情報とは例えば辞書です。辞書はそんなにたびたび内容が変わりません。何年かに一度ぐらいそれも少しずつです。でも多くの人が参考にしています。サイトの情報も同様に、一度作ると当分変えなくて良いものがありますが、そのようなものは普遍的な情報と言えます。
どちらの情報もそれぞれに役割があります。普遍的な情報はサイトのボリュームを徐々に増やし、それによってより多くの人が参考にと見に来るようになります。それに対し一時的な情報は、それによって人々の関心を引き付け、人を呼び込むような働きがあります。
サイトにとってはどちらもそれぞれに大切なものですが、どちらか一つだけだとサイトとしてはもう一つ人を集め切れません。普遍的な情報ばかりだと、長く人は集められますが一度来た人はしばらく来ません。それに対し、一時的な情報ばかりだと、更新が大変ですしそれ以外の情報をあまり見てもらえません。
サイトは一時的と普遍的の両方の情報が組み合わさると、両方の長所でより多くの人を引き付ける事が出来るのです。
ところで最初からその2つを兼ね備えたサイト作りをしているところもあります。それはブログです。ブログに日記のようにして普遍的な情報を書くと、その時は最新の情報として一時的な情報でもあるわけです。そしてしばらくしてその情報が後ろにいっても、今度は普遍的な情報として活用されます。なかなか巧みな方法です。
私が良く見るサイトですが、GIGAZINEという有名なサイトがありブログ形式です。ここは常に最新記事が先頭にあるのですが、でも過去の記事が普遍的な情報として大量にストックされています。またその過去記事が検索に掛かる事も多いのです。最初からこのような考え方でサイトを作るのも一つの手です。